大組織 2021 1 31

「大組織を動かすには、理想や理念を語ることである」
 実務家から見れば、「そんな面倒くさいことはやりたくない」と思うでしょう。
しかし、そういう手間を省くと、結局、大組織は動かないという。
 私は、安倍氏が「美しい国へ」という本を出版した時に、
「まるで詩人のようだ。
今の日本には急ぐ課題が多いのに、そんな哲学を語っている場合か。
個別具体的な問題について、各省庁を指揮すべきだ」と思いました。
 しかし、私の考えは間違いであり、安倍氏の方法が正しいとわかりました。
私は、大組織を動かしたことがないので、そのように思ってしまいましたが、
知人からは、大組織を動かすには、まず理想や理念を語るべきであると言われました。
 その時、私は、自分自身の経験不足を感じると同時に、
「私は、リーダーには向いていない」と思いました。
 さて、今や、世界中がコロナ対策に夢中ですが、
私は、思うことがあります。
「バイデン大統領は、腹をくくっているのではないか」
年齢的に再選はないでしょうから、早くもレガシーづくりをするかもしれません。
 バイデン氏の得意科目は、外交であり、
外交とは、軍事力と表裏一体の関係にあります。
 バイデン氏の所属する民主党は、
ビジネスの共和党と違って、理念や理想で動きます。
 何が言いたいのかというと、
ビジネスと理念では、外交も軍事も違ってくるのです。
 日本の政治家は、コロナに夢中になっていますが、
こんな時こそ、外交も軍事も動くのです。
 私は、過去に何度も書きましたが、
平時に有事を考えることが大事です。
 いざ有事になってしまうと、
どんなに優秀な人でも、異常心理になってしまい、
正しい判断ができなくなるからです。
 しかし、日本の場合は、往々にして、
有事になってから、有事を考えることが多いでしょう。













































































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